保守の視点

「保守の視点」から政治・歴史を語る

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「テレビ朝日女性記者」の採用試験結果の公開を

今回は急遽、予定を変えて世間を賑わせている「財務省事務次官セクハラ疑惑」について述べたい。 世間は「財務省事務次官セクハラ疑惑」で揺れている。財務省の福田事務次官がテレビ朝日所属の女性記者に「セクハラ」を行ったのではないかという疑惑があり、…

「こんな人たち」列伝~白井聡の場合~ その2

前回の記事で白井の日米同盟観を批判した。そして今回は白井の「戦後日本観」について論じたい。 白井は戦後の日本人が「欧米人に対するコンプレックス(劣等感)とアジア諸民族に対するレイシズム」を有していると評価する。これに基づき戦後の日本人は日米…

「こんな人たち」列伝~白井聡の場合~ その1

日本のリベラルの特徴は「リベラルな社会」を構想することではなく「リベラルの敵」を攻撃することである。リベラルは「弱者」とか「被害者」に関心を寄せるが、これらあの人々を救済する手段は考えず、その「敵」に着目する。リベラルは「弱者の敵」「被害…

立憲主義は取り戻さなくて良い~「こんな人たちの独裁」を拒否せよ~

現在「立憲主義を取り戻す」がリベラル派界隈では最大の政治スローガンになっている。野党第一党たる立憲民主党もこれを意識してか「立憲主義を回復させます」を最大の公約にしている。 この「立憲主義を取り戻す」をスローガンにリベラル派は結束し安倍政権…

「こんな人たち」と「みっともない憲法」~安倍首相の慧眼~

日本のリベラルの特徴は「敵」を設定、攻撃し自己正当化を図るだけであり、 通常、このような勢力は「リベラル」とは評価しない。 リベラルが驚くほど攻撃的な理由は下記のとおりである。 (イ) 進歩主義 (ロ) 責任ある立場からの積極的回避 (ハ) 公開討論が…

「戦後レジームからの脱却」とは何か

安倍首相はその政治活動において「戦後レジームからの脱却」を目指している。 安倍首相の口から「戦後レジーム」の具体的な定義・内容が述べられたことはないが「戦後レジームからの脱却」の絶対条件に日本国憲法の改正が含まれているのは間違いない。 安倍…

進歩主義と「敵」~リベラルの源流を探る~

リベラルは昨今の北朝鮮情勢を鑑み「安倍政権は外敵の脅威を強調し支持を集めている」と批判する。 北朝鮮の脅威は現実に存在するものであり安倍首相がこれを殊更強調しているという印象はない。むしろ抑制的に対応していると言えよう。 もっとも政治ではと…

独裁思考の既存マスコミ

安倍政権は規制改革の一環として放送改革を示し、放送法の改正を提言した。 その中で政治的公平などを規定した放送法4条の撤廃が示され、これに既存マスコミは強く反対している。 朝日新聞は社説で「安倍内閣は従来の自民党政権にもまして、4条を口実に放…

「国家権力を制限する権力」としてのマスコミ

かつて「マスコミ」と呼ばれる存在は新聞、ラジオ、テレビであり、とりわけ新聞社、テレビの影響力は著しかった。現在はこれらにネット・メディアも加わりネットでは個人レベルのメディアの活躍も目立っている。 ネットでは新聞、テレビ(以下、既存マスコミ)…

「こんな人たち」の政治戦略

日本には「リベラル」を自称する勢力が存在するが、彼らから具体的な「リベラルな政策」が聞かれることはまずない。 外交・安全保障政策では「憲法9条を守れ」だけであり、内政では例えば生活保護支給費の水準を巡る議論では「憲法25条を守れ」と言うだけ…

民主主義を破壊する「立憲主義」

立憲民主党の枝野代表は「立法権、内閣総理大臣の権力は何によって与えられるか。選挙と言う人がいるかもしれません。でもそれは半分でしかない。」とし「立憲主義とセットになって初めて民主主義は正当化されます」と述べる。 枝野氏の理解では立憲主義と選…

憲法を国民から奪う護憲派

日本には護憲派と呼ばれる勢力が存在し、彼らは憲法9条を核として憲法改正に絶対反対の立場を採る。 もっとも護憲派のほとんど全部は憲法第1章の天皇条項に反対であり、そういう意味では真の意味での護憲派ではない。 天皇条項削除の改憲は国民の支持が得ら…

「キャラ」が求められる新聞記者

昨年、話題になった新聞記者は間違いなく東京新聞所属の望月衣塑子氏だろう。 彼女の菅官房長官とのやり取りは現在でも注目を集めている。続いて「エビデンス? ねーよそんなもん」と記した朝日新聞編集委員の高橋純子である。もっともこれは彼女へのインタ…

外国の同調・迎合者対策 その2

前回に引き続き脅迫国の同調・迎合者対策について論じたい。 脅迫国の同調・迎合者は日本国憲法で保障された各種権利を最大限利用し、脅迫国の利益のために活動するだろう。要するに彼らは日本国憲法を悪用するのである。 憲法を悪用されない観点からも憲法…

外国の同調・迎合者対策 その1

安全保障における脅威、それは外国からの攻撃に他ならないが具体的にどのようなものがあるだろうか。 最も想起されるのは軍事力の行使、即ち直接侵略である。ミサイルや爆弾が日本の都市や自衛隊基地に落とされ民間人や自衛官が死亡したり、建物が破壊される…

9条のために犠牲になるか

戦後日本では護憲派と呼ばれる勢力が一貫して存在した。 彼らの安全保障に関する理解は幅があるが根幹は「憲法9条による平和」であり、戦後日本の平和は憲法9条の存在があってこそ実現したというものである。 護憲派は憲法9条を梃に自衛隊・日米安保を批判…

「立憲主義」による独裁

2010年代に入り「立憲主義」は政治を語る上でのまさに「キーワード」となり、とりわけ2015年の集団的自衛権の限定容認を法制化したいわゆる「安保法制」を巡る議論では「立憲主義を守れ」が安保法制反対派のスローガンになった。 「立憲主義」は簡潔…

立憲民主主義という「ガチの大義」

立憲民主党の枝野代表は 「立憲主義は右も左もない。近代社会であるならば当たり前の大前提である。21世紀に立憲主義を掲げなければならないことは本当に情けない、恥ずかしいことだけれども、いま掲げざるを得ない状況にある中で、多くの国民とともに立憲…

「立憲主義を回復させます」とは何なのか

「立憲主義を回復させます」 これが昨年結成された「立憲民主党」の最大の公約である。 立憲民主党は党名からわかるように「立憲主義」を何よりも高く評価している政党であり党綱領の制定議論の際には「立憲主義」を「最高の価値」として明記する案が出たほ…